第13章 フレンドって大切だね!
僕らは、一先ずみっちゃんの所に行く。
みっちゃんが居る場所は、クリエイター専用の工房だ。
全クリエイターが使用するはずの工房なのに、工房内の人はまばらだ。
それだけ、人が少ないって証拠かもね。
「あ、皆! 皆のぶんの装備ができたよっ!」
みっちゃんは、出来た装備を早く見せたいらしく、笑いながらこちらへ来る。
「セレナちゃんが、ステータスをDEX(器用さ)以外振っちゃ駄目って教えてくれたおかげで、他の人より性能のいい防具が、いっぱいできるんだ!!」
ニコニコしながら、みっちゃんは防具を見せてくれた。
僕用のヒーラー装備だ。
しかも、星3でINTが4ついてる。
ステータスはなかなかつき難いみたい。
でも、星の数はなかなかじゃないかな?
「楽しくて、つい防具を作りすぎちゃて、材料が無くなったんだ。ごめんね?」
「あぁ、それだが……、余った装備を売って材料を買うことに決めたんだ」
「いい装備は俺らに回せ」
「もちろんだよ!!」
みっちゃんは、嬉しそうに装備を全部渡してくれる。
さっき、僕はNPCが売ってる装備の値段を把握した。
この状況なら、NPCと同じ価格でも十分売れるはず。