第13章 フレンドって大切だね!
ご機嫌で生産中だったみっちゃんを呼び戻して、チルちゃんとの集合場所に到着。
指定された場所は、チルちゃんと二回目に出会ったあの場所だ。
懐かしいメンツとも再会できる、とのことで楽しみにしてる。
「よー、セレナー!!」
「あ、ひさしぶりー!」
チルちゃんたちがやってきた。
結構、豪華な装備つけてる……!
鶴丸が、興味津々に見てる。
「手伝って頂けるなんて、本当に有難うございます。この礼は、いつか必ず!!」
流石、長谷部。
律儀だなぁ。
「いいよいいよ、気にしないで。それより、廃人なセレナがリアル優先なんて、珍しいな」
「そうそう、ゲームするために生きてるような人間なのにね」
「ったく、僕だって用事があればリアル優先しますー!」
本当に、こいつら人を何だと思ってるんだ。
「ほら、アンタ達。時間ないんだから、さっさと行くわよ?」
そうして、僕らは仲間との再会を喜ぶまでもなく狩場に移動。
まぁ、僕らは廃人(ゲームに人生をかけてる人のこと)気質が高いから、無駄な時間は作らない。
やることがなくなったら、別だけどね。