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【刀剣乱舞】刀剣英雄

第12章 Battle12 毎日がバカンス!!


つかの間のバカンスだし、本当は好きなようにしてもらいたい。
でも、現実はそうはいかない。
あまりにも、不審がられると、完全に外への外出禁止命令が出されてしまう。
現に、博士から「そっちに行く準備ができた」と連絡があった。
これから、博士が共同生活という名の元、監視するということ。

どうやったら、大勢でゾロゾロ行っても、不審がられないんだろう?
そもそも、全員で出かけられる程大きな車も持ってない。
皆、徒歩で行ける距離だと思ってるだろう。
イタリア旅行の番組だって、乗り物に乗ってるシーンは一切なかったし。
歩ける距離に、色々なものがあると勘違いしてるんだ。

本当に、問題がありすぎて困りものだ。
外に出てしまえば、可愛い短刀たちが目をキラキラさせて、お願いしてくる。

「あぁ、早く繋がって……!!」

すると、「おかけになった電話……」という虚しいアナウンスが流れた。

「あぁ、終わった……」

頼みの綱だった弟は、電話を切ってしまった。
どうしよう……?
あやふやな言い訳なんてしたくない。

「今から来るって人には、相談できないのかな?」
「博士? うーん、博士って、そんなことできるのかなぁ……?」
「聞くだけ聞いてみろ。無理なら、他に手を考える」
「それしか、方法がないんだもんね」
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