第12章 Battle12 毎日がバカンス!!
五虎ちゃんは、僕の隣に座りたそうだ。
でも、残念ながら僕の横は長谷部やみっちゃんが座ってる。
しかも、一番食べやすい椅子席だ。
ここは、一番最初に埋まったからなぁ。
「あ、俺赤い飲み物が飲みたい」
「俺、白いやつ」
しかも、飲み物はみっちゃんがとってくれるありがたいサービス付き。
飲み物を混ぜる邪魔者も居なければ、肉を横から奪っていくライバルもいない。
天国のような場所だ。
「恵ちゃん、美味しい?」
「うん、凄く美味しい!」
「喜んでもらえて嬉しいよ」
みっちゃんのご機嫌もいいみたいだし、このままご機嫌だったらいいのに。
「デザートのアイスがあるから、いつでもいってね!」
「あ、この前食べた冷たいやつ?」
「そう、それだよ」
沖田組が、嬉しそうにアイスを頼んでる。
「わーっ、俺赤いのもらいっ!」
「あ、それ可愛い。僕もそっちがよかったな」
「この赤色、まさに」
「「俺(僕)によく似合う」」
息ぴったりだったし、考えてることが同じだし。
喧嘩するほど、仲がいいという言葉は二人のためにあるんだ。
そう、実感した昼ごはんだった。