第1章 Battle1 サヨナラは突然に
僕は、男になりたくて、かっこ良く生きられる男が羨ましくて、VRMMOを始めた。
なのに、皆、みぃんな、リアルの性別を聞いてくる。
そして、リアルとVRMMOを連動させる。
この行為が、僕は大嫌いだった。
でも、唯一相棒はそれをしなかった。
だから、大切だった。
どんなに、他の仲間が相棒とリアルでオフ会してようが。
どんなに、相棒が一緒に遊んでくれなくなろうが。
どんなに、疎遠になろうが……。
あぁ、そうか。
もう、相棒は僕との関係を終わらせてたんだ。
所詮、VRMMOもリアルと連動しなければ、遊べないんだ。
それなら、最初から僕は、リア友と遊ぶことをとるよ。
さよなら、相棒。
そして、クソッタレ。