第1章 Battle1 サヨナラは突然に
現実に戻り、急いでメールを打つ。
しかし、現実は非情だ。
即帰ってきたメールは、エラーメール。
「う、嘘だ。う、そ、だ。うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
頭の中に、走馬灯が駆け巡る。
相棒と出会ったこと。
共同作戦で、始めてた戦ったこと。
翌日も、相棒が声をかけてくれたこと。
毎日、相棒と遊ぶようになったこと。
信頼していた。
大切だった。
相棒が男か女なんて、知らない。
何処の誰かなんて知らない。
年齢だって、知らない。
何も、何も知らない。
でも、確かに相棒は大切だった。