第8章 空での戦い方
「翔陽最近ボールの扱い上手くなってきたね。」
ミニゲーム終わりなのにピンピンしてる体力お化けに話しかけた。
日「ほんとですか!?」
「うん。見てて思った。」
日「俺最近、秘密特訓してるんです!」
「へぇ、秘密特訓ね、いいじゃん。けど体はしっかり労れよ?」
日「分かってます!べに先輩は最近俺のこと、ちゃんと翔陽って呼んでくれますね!」
「あー、そう言われれば。なんとなく?」
日「なんとなくでも嬉しいっす!」
ニコニコとするこいつはホント可愛らしい。
なんと言うか、太陽みたい。
「翔陽は太陽みたいだな。髪の色に合っていていい。」
日「たいよう?」
翔陽の後ろを月島がちょうど通っていく。
月島も、夜空を照らす月みたいだ。
月の白に近い金色は月島の髪の色に似てる。
「月島は月みたい。」
上手く言えないけどね。
月「何言ってるんデスカ?」
「羨ましいなって話。」
訳わかんないなって顔するなよ月島。
あたしだって何でこんなこと思ったのか分かってないんだからさ。
月「それより、いつまで僕のこと月島って呼ぶんですか?」
「名前で呼んでほしいの?」
月「、、、別に。」
へぇ、、、。
「忠、通訳。」
山「ツッキーは名前で呼んで欲しいんですよ!」
月「黙れ山口!」
山「ごめんツッキー!」