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澤村くんとトラウマ少女【HQ!!】

第6章 東京遠征〜2〜  トラウマ







及「ねぇー岩ちゃん。」


岩「なんだよ。とっとと寝ろよ」


及「俺さ、べにちゃんのことほんとに好きになった。」


岩「珍しいな。お前が本気とか。初めてなんじゃね?」


及「うん。あの子は俺の表面だけじゃなくて中身まで見てくれる気がする。」


岩「俺も、そー思う。あいつはお前の中身を見てくれるよ」


及「ありがと。岩ちゃん。」


岩「いーからとっとと寝ろっつの。明日もキツイんだからよ」


及「おやすみ、岩ちゃん。」


岩「ん。」




って及川に言ったものの、寝れねぇ、、、




岩「自販機行くか」



周りの奴らを起こさないようにそぅっと部屋を出る。



自販機に行こうと水道のある廊下を通ると、



岩「ん?誰か、いる?」


水道に手をつくようにして苦しそうに息をしている。



岩「ッおい!だいじょうぶ、、、べに?」



「ッはッ、、、、ハァ、ハァ、、、、、はじ、め?何して、、、」



そう言えば、昼間聞いた気がする。



夜中魘されるって。


岩「具合悪いのか?烏野のやつ、、、」


「へー、、、きッ」


岩「どう見ても平気じゃねぇだろうがよ!」


「うっ、さい。み、な起きちゃう」


岩「でも!」


「しばらくすれば落ち着くから、必要、ない」



人を、頼ろうとしない。



頼ることを、知らない。






なんてこいつは不器用なんだろうか



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