第4章 おべーんきょ!
待ちに待ったテスト返却日
番号順に次々と渡される。
先「くればやしー」
「ほーい。」
先「さわむらー」
澤「あ、うっす」
菅「どうだった、大地。」
澤「まぁまぁかな。スガ呼ばれてる」
菅「やべっ!」
「だいち。」
澤「ん。朱莉はどうだった?」
「じょーでき」ドヤ
澤「俺もいつもよりは良かったよ。朱莉のおかげだな。」
菅「俺も俺も!結構よかった!」
「ふふん。存分に感謝したまえ」
先「ほーら席つけー」
澤「じゃ、また後でな」
「ん。/おう!」
先「えー、このクラスのトップは、紅林だ。尚、赤点の者は補習があるから覚悟するように!」
うわー赤点だぁーと騒ぐ奴がいる中、聞こえてくる紅林の悪口。
わざと聞こえるように言ってるのか。
当の本人は聞こえていないかのようにスガと話している。
ほんとスガ席替わって。
じぃーっと見ていたせいかスガに見つかり、朱莉に耳打ちをしていた。
ぱっと俺を見た朱莉が小さく笑ったから何に笑ったのか分からないがまぁ良しとしよう。