第15章 vs梟谷
ー朱莉ー
何だか良く分かんないけど急にコタがイジけ出して、そのまま試合が再開された。
澤「よくわかんないけど向こうのエースが不調っぽい。畳み掛けるぞ!」
「「オス!!」」
烏「よし4番を抑えられれば勝機が見える、、、!」
けーしんさんはこう言ったけど、本当にそうだろうか?
コタ1人が強いだけで強豪と呼ばれるだろうか?
その証拠に、コタにトスが上がらなくても点差をつけることが出来ず22対22まで来てしまった。
武「き、、、気のせいでしょうか、、、」
烏「、、、、、、」
武「全然崩れませんね、梟谷、、、」
烏「、、、おう、、、」
最近のあたしのカンはよく当たるもんだねぇ。
影(__今、梟谷の前衛の攻撃は2枚、、、
ここはセンターからの速攻か、、、バックアタックか、、、
それとも、さすがにそろそろ4番来るか、、、!?)
けーじがボールに触れると、ストンとネットを越え烏野のコートにフェイントが落とされた。
「「!!!」」
「ツーアタックかーさっすがぁー」
菅「敵を褒めてどうすんだよ!!」
「だってうまかったじゃん」
そして梟谷はエースが一本も打たずに逆転し返した。
あれだね、コタはチームの“長男”って感じがするけど実際のところは“末っ子”タイプ。
梟谷はコタ抜きでも強豪と互角に戦える力があって、コタが加わる事で強豪に勝てるチームになる。
見た感じそんな気がする。