第15章 vs梟谷
その後も各々が課題としていたプレーが上手く行き、19対18と食らいついていた。
木「よーし!!俺のサーブで突き放ーす!!」
「木兎ナイッサー」
次のサーバーはコタだった。
赤「木兎さん冷静にですよ」
木「冷静だっ」
明らかに冷静ではないコタ。
イマイチ集中しきれてない感じがする。
監「あーイカン。熱くなりだしたか、、、」
梟谷の監督が困ったように言ったのが微かに聞こえた。
高く上げられ鈍い音をさせて打たれたボールはネットを越えることなく味方である木葉くん?の頭の横を通ってネットにかかった。
葉「うおお!?」
味方もビックリだ。
木「チックショオオオオ!!スマアアアアン!!」
猿「どうどう。」
小「一回落ち着け~」
周りのメンバーはまるで暴れ馬を宥める調教師のようだ。
それはともかく、これで同点だ。
追いつくチャンス
ちゃんとモノに出来る?