第14章 必殺技
ー日向ー
昨日、、、木兎さんに言われたやつ、確か__
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日「必殺技!?」
木「おうよ!いいか、この技はな、言うなれば
“動”と“静”による揺さぶりだ。」
日「うお、、、うおお、、、!?」
赤「、、、また、、、カッコ良さげに言う、、、」
黒「お前なんの事かわかんの?」
赤「予想がつきます」
木「この技はな、逃げる為に使うもんじゃねえ」
赤「、、、。」
後ろで赤葦さんが冷たい目をしていた事には触れずに置いた。
木「完璧なタイミング、完璧なトス、完璧なスパイクの体勢、『強烈なスパイクが来る』と誰もが思った時___
__何より自分が『強烈な一発が打てる!』と思った瞬間が、好機!」
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西谷さんのレシーブが綺麗に上がって、
影山のトスも高く、丁寧に上がった。
そして、
日(「嘲笑うように、カマせ!!!」)
視界の端で、べにさんが小さく笑った気がした。