第10章 エースの意地
山「__ハァ、ツッキーは、ゼェ、昔から何でも、ハァ、スマートにかっこ良く熟して、ゼェ、俺いつも羨ましかったよ。」
叫びながら走ったせいで上がった息を整えながら言葉を繋いだ。
月「__だから?」
山「!」
(日「山口なら何て言う?」)
俺なら、、、
山「__、、、最近のツッキーは、カッコ悪いよ!!!」
月「!」
山「日向はいつか、“小さな巨人”になるかもしれない。だったらツッキーが日向に勝てばいいじゃないか!
日向より凄い選手だって、実力で証明すればいいじゃないか!
身長も頭脳もセンスも持ってるクセに
どうして『こっから先は無理』って線引いちゃうんだよ!?」
月「、、、、、、__例えば、すごく頑張って烏野で一番の選手になったとして、その後は?
万が一全国に行くことができたとして、その先は??
果てしなく上には上が居る。たとえそこそこの結果を残しても絶対に“一番”になんかなれない。どこかで負ける。
それをわかってるのに皆どんな原動力で動いてんだよ!?「そんなモンッ」
生まれて初めてツッキーの胸ぐらを掴んだ。
山「プライド意外に何が要るんだ!!!」