第10章 エースの意地
兄の烏野の県内最後の試合を観にいった時
コートにもベンチにも
兄の姿はなかった。
友「、、、俺の兄ちゃんだって3年なのに試合出れてないんだよ、、、」
ガツーン。
ドラマとか映画とかで血が飛び散ったり首か吹っ飛んだりするより
こっちのほうが断然衝撃的
兄はコートになどいなかった。
ふと烏野のギャラリーの方を見ると
兄と目が合ってしまった。
月「、、、カッコ悪い」
、、、たかが部活の事だったのに、それを兄の全てであるかのように思ってた。
結果兄に不要な嘘までつかせた。
__でも兄も多分信じようとしていた。
頑張ればそうなれると
でも、なったから何だ?
そんなに必死になるほどの事だったのか?
理解できな「ヅッギィィィィィ!!!」
ビクッ「!!?」
山口の奇声とも取れる声で呼び止められた。