第10章 エースの意地
ツッキーは、、、
ツッキーは俺にとってヒーローみたいだった。
ソバカスが原因でいじめられてた俺を助けてくれた時からずっと、、、
あの時の俺はまだ身長が小さくて泣き虫だった。
いじめっこ3人に対しても何も言い返せず、泣くしかなかった。
そんなある日、公園でいじめられてた時
偶然ツッキーが通りかかって、俺達に向かって「カッコ悪」と言っていじめっこ達を追っ払ってくれた。
「カッコ悪」
あの時ツッキーは俺も含めてそう言ったのかもしれないけど、
そんな事より、俺にとっての脅威だったいじめっこ複数に対してそれを言えることがすっげーカッコよくて、羨ましかった。
こんな風になれたらいいなと思った。
日「山口なら月島に何て言う?」
黙ってちゃ伝わらない。
言え、言うんだ。
ツッキーに思ってること全部。
遠慮してたら伝わらないんだ。
山「うん。」
覚悟はできた。ツッキーを探しに行かなきゃ!