第1章 秘密の始まり
皆こう言ってはくれるけど、やっぱりソレを調べるのに1番適しているのは…。
「そう?珍しいかな。
…ニノ、頼める?」
ニノしか居ない。
「ちぇー、まーたニノぉ?」
「今回も俺らの出番はないみたいだよ、相葉くん」
「ま、いいんじゃね?無いに越したことは無ぇよ」
「条件次第です、受けるかどうかは」
「んーとね、ある子のクラス調べて欲しいんだよね」
「潰すんですか?」
ニノってば、なんでそっちに行くの…。
「違うよ、そういうことじゃない」
「まぁ、いいです。なんとなく面白そうなんで。
じゃあ、あっちで話しましょう」
「うん」
ニノ指した方向へ赴く。
「何その秘密の会話みたいなの!」
羨ましいんだけど!と言う相葉ちゃん。
「ちょっと怪しいね」
「でも、秘密には変わりなくね?
ニノにだけ頼むんだし」