第31章 パーティーと嵐様
「そう、確か名前は…」
「潤!」
「あ、充(ミツル)!」
「よっ、久しぶりだな」
白瀬充。
俺の友達で、ぶっちゃけホストみたいな奴。
本人に言ったら、確実に怒られるだろうけど。
「あ、君可愛いね。
名前教えてくれない?」
楓ちゃんの手を握り、尋ねる充。
「あ、えと…内田楓です」
「楓チャンかぁ、俺白瀬充。よろしくな」
「え?あ、はい…?」
「ククッ…めっちゃ戸惑ってる…」
と、声を押し殺して笑うニノ。
「あ、潤。
紹介するよ、俺の彼女の…」
「清水茜だよ!
うっちー、久しぶり!元気してたー?」
「あ、茜?」
「そだよん」
「え、知り合いなの?」
目を瞬かせる充。
「うっちーは、あたしの親友なのっ」
「そうなの?楓チャン」
「あ、はい」
「てか、皆ホントイケメン♪
カッコイイじゃん」
皆をギラギラした目で見る茜。