第29章 松本潤のお願い
「牛、やる。
だから、翔ちゃんとこ…行かないで」
「どーぞにゃん」
「…もー」
「ん、良いにゃんか」
「ありがと」
にゃんには慣れて来たようで、自然と言葉が出て来る和先輩。
「雅紀先輩は、牛より犬の方が合ってると思うんだけど…」
「ん、確かにそうだな」
「そっちの方が合ってるよね、相葉くんには」
「じゃあ、変えたらどう?ニノ」
「大野さんがそう言うなら…犬になってにゃ?」
「い、いいよ」
クテン…と首を傾けて言う和先輩に、雅紀先輩はノックアウト寸前。
今度は、潤先輩に犬耳と尻尾を付けて貰った雅紀先輩。
「うっわー、この尻尾凄い」
「だろ?作るの結構頑張ったんだぜ」
なんか、部屋が動物園化してる。
「ほい、リスらいさんの出来上がりにゃ」
翔先輩に、リス耳らしき物を付けて言う和先輩。
いや、可愛いんだけど。
「動物園みてぇ…」
それはあなたのせいだよ!潤先輩。