第29章 松本潤のお願い
「ニノにゃん、今度うさぎやってよ」
「やだ‼︎…にゃん」
「段々疎かになってるな、ニノ」
「うん、まぁそこも可愛いから良いんだけどね」
と、智先輩。
「うさ耳付けて、語尾はぴょんで♪
あ、それかバニーガールの衣装でも良いよ〜」
「…おーのさぁーん‼︎
相バカが怖いにゃん〜」
そう言って、智先輩に抱き着くに和先輩。
「よしよし、もう大丈夫だからね?ニノ」
ナデナデ、と和先輩の頭を撫でる。
「ぐぬぬ…って言うか久しぶりに相バカって言った」
「あんまニノ苛めちゃダメだよ?」
「苛めてなんか、ないもん」
「あらら、相葉くん拗ねちゃった」
「どうする?俺らじゃ機嫌直すの時間かかるしな」
「…相葉くんは牛にゃん。
語尾はもー、で」
そう言って雅紀先輩に牛耳を付ける和先輩。
「牛はやだもん」
「…じゃあ翔くんに頼むにゃん」
少し間を置いてから言い、翔先輩の元へ行こうとする和先輩。
「…待って」
パシッ、と和先輩の腕をつかむ。
「ん?」
和先輩は惚けたように返事をするけれど、顔はニヤリと勝ち誇った笑みを浮かべていた。