第29章 松本潤のお願い
ー翌日in嵐部屋ー
「…てなことでどう?ニノ」
「えー、マジで?」
静かな部屋に、2人の声だけが響く。
「あぁ、良いと思うんだけどな」
「…分かったよ、やれば良いんだろ」
「ん、そうこなくっちゃな」
「はぁ…なんか憂鬱」
「良いだろ、別に。
はい、これな」
「どーぞお好きに」
そう言ったニノの頭にアレを付ける。
「じゃ、よろしくな」
「ムダにテンション高いね、潤くん」
「うん、まぁ。
誰か来たらスタートな?」
「はい」
「あー、やっぱ可愛いな。ニノ」
「どーも」
ガチャッ。
「おはよう」
「あ、おはよ。翔くん」
「お、おはよう…だにゃん」
「うぇ⁉︎お、おはよう…ニノ」
「びっくりしてるな」
「そりゃそうだろ、だって…」
チラ…とニノを横目に見る。
「嫌いなの?翔くん」
「そんなこと無いよ」
「だよな」