第28章 二宮和也のイタズラ

「やっぱり女の子はネクタイ少し緩めてた方がイイよね」


「な、なんだ…緩めただけか」


「何？ヤられるとでも思った？」


「ちがっ…」


「んー、やっぱイイわ」


「なっ、何が？」


さっきからイイしか言って無いニノ。


「可愛い。

ホントにこのまま喰っちゃいたい」


「や、止めろよ」


ニノの目に妖しく光る “ 何か ” を感じ、冷や汗を流す。


「えー」


「えー、じゃないだろ」


「いっそ男でもいいや、翔ちゃんなら」


「良くねーよ」


「後悔させないよ？」


「遠慮する！」


「ま、今回はいいや」


「今回はって…」


「ニノー‼︎…ってえぇ⁉︎

ニノが女の子連れ込んでるぅっ⁉︎」


「‼︎」


「何の用？相葉くん。

今お楽しみ中なんだけど」


そんな言い方したら誤解されるって、確実に。


「ご、ごめん！」


直ぐ様仮眠室から出て行く相葉くん。


「ちょ、誤解されたってば」


「いいじゃん、実在しないんだし」


「でも変に思われるだろ」


「まぁね」