第6章 秘密の繋がり方
「…俺とも、友達になって…」
消え入りそうな声で言う潤くん。
多分、その1言を言うのに相当な勇気が言った筈。
この女にそれ程の価値があると言うことですか?
「え、いいんですか?」
「あぁ、あんたなら大丈夫そうだ」
…信じてみますか、私も。
この人と、何よりメンバーを。
「…私も、協力しますよ。
その代わり、私とも…友達になってくださいね?」
我ながら、恥ずかしいぐらいに小さな声。
「はい!よろしくお願いします」
「じゃあ、明日楽しみに待ってて」
「明日いじめが無くなっているはずですから、無くなっていたら音楽室に来てください」
「分かりました」