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pieces.~海の悪魔の化身~(ONEPIECE)

第6章 軍艦


「…してお前さんは何者じゃ」

「私は……」

「コイツはエースの仲間だよ!なぁっ?!」

何から説明すべきかが考えていると横からルフィが口を挟む。
ルフィの説明はあまりに簡潔過ぎては慌てて話し始めた。

「勝手に船に乗り込んでしまった事…申し訳ありません、私は白ひげ海賊団二番隊副隊長のと申します」

「白ひげ?!」

「オイ!あの女今白ひげって言ったぞ!!」

の言葉に周りにいた海賊達がどよめき出す。
ジンベエは静かにするように海賊達を離れた場所に追いやった後、床にドカリと座り込んだ。

「白ひげの親父さんのモンか!!ん…?二番隊副隊長と言いおったか?」

「…はい」

「ワシが船に出入りしていた頃は副隊長のいる隊などなかったと思うがのう」

「今も、ありません…私は特例です」

「特例…じゃと?」

「オイ、特例って事はてめェに特別な力があるって事だろう?何の力だ、話せ」

今まで静かに成り行きを見ていたクロコダイルがの側に歩み寄る。

「それは…簡単に話すわけにはいきません」

の能力は白ひげ海賊団のクルーと一部海軍しか知らない。
それ以外で知っているのはベローナだけだ。

いつ敵に回るかもしれない人達に簡単に話すわけにはいかないのだ。

「はっ…!気に入らねェなァ…ここで消えとくか?」


クロコダイルはの胸ぐらを掴んで持ち上げる。
は慌てることなくそのままの状態でクロコダイルを冷たく見下ろしていた。

「おい!ワニやめろっ!!」

ルフィが止めに入るが、二人の睨み合いは続いていた。

「…それも出来ません、私には隊長を救い出す責務があります」

「………」

クロコダイルは掴んでいた手をスッと放し、を開放する。

「お前さんの目的もエースさん奪還か…!」

「おい!エースは俺が助けるんだぞ!!」

「過程はどうでも構いません、結果的に隊長が助かるのならば」

身なりを整えるとは静かにルフィに話した。

「チッ…!度胸と冷静さだけは認めてやる」

力で脅しにかかれば回避するために能力を使うとふんでいた。
が、はそれをしなかった。








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