pieces.~海の悪魔の化身~(ONEPIECE)
第4章 パナロ島
「なに!?ぐわァァッ…!!!」
ティーチの手がから離れるとは休む間もなく攻撃を続けた。
「火銃!」
二丁拳銃の様に両手を使い次々と炎を撃ち込んでいく。
瓦礫の中ではティーチが驚いた様子でを見ていた。
「ぐ…!何だあの女は…!!何故おれに掴まれて能力を使える?!」
更に攻撃をしようとするにエースが歩み寄る。
「隊長!後は私がやります」
「ダメだ…!後は俺がやる…!!」
「ですが…!」
「こういう時は隊長を立てろ…」
エースはそう言うとニヤリと笑った。
その直後空を覆うように真っ黒な闇が広がった。
「エース…!おれの仲間になれ!!」
「…力に屈したら男に生まれた意味がねェだろう、惚れた女の前なら尚更だ、俺は決して人生にくいは残さない…!わかったかバカ!」
「た、いちょ…う…?」
今この人は何て言ったのだろう。
の頭の中は全く整理が出来ていなかった。
「生きてナンボのこの世界…まったく残念だエース…闇に死ね!!」
「大炎戒」
「!!!」
「ふぅ…今更ながら昨日抱いとけば良かったか……」
昨日は腕の中で眠っていたのが嘘みたいだ。
その温もりが、恋しい。
「こんな時に…何言ってるんですか…」
「炎帝!!!」
地面にあった炎のサークルはエースの掌で一つの大きな固まりとなる。
「、お前は生きろ」
エースは片手での首に手刀を落とす。
「!!…た…い、ちょ……」
予期しない衝撃には気を失った。
エースはそのままを抱えると力一杯島の端へ向けて投げた。
「惚れてる女にしちゃァ随分な扱いだなァ?ゼハハ…あの女は何モンだ?」
「ウチの大事なクルーだよ、てめェにゃやらねェ」
「何故炎を扱えるかを聞いてんだ…!」
「教えると思うか?」
「ゼハハハハ!!ならお前が死んだ後に直接女に聞くとしよう!!」
「させるかよ!!」
ティーチはエースの炎帝と同じ位の巨大な闇を体に纏った。
「ゼハハハ!太陽か!!闇か!!勝者は一人だ!!」
「俺は…白ひげを王にする」
ドンッ!!
大きな震動と共に太陽と闇がぶつかった。