第2章 妖怪化現象
「ここは、早く逃げてください。」
美琴が女性看護師に向かって呟いた。
「ケケケ・・イサギヨクカイラクニオチルノダ」
妖魔は呟き、美琴に向かって触手を伸ばすもあっさりと美琴にかわされ、美琴に反撃を与えるスキを突くってしまった。
美琴は、あっと言う間に妖魔を刀で一刀両断していた。
「どうして、病院に妖魔が・・・。」
美琴は呟き、部屋を飛び出した。
美琴は、望の居る部屋へと急いだ。
「みんな・・大丈夫?」
病室に戻って来た美琴が呟いた。
「大丈夫だけど、一体何があったの?」
魅湖美琴にが尋ねた。
「妖魔が、この病院にも現われた。」
魅湖の問いかけに美琴が答えた。
「病院に・・・妖魔。」
魅湖が呟いた。
コンコンコン・・・
ドアがノックされた。
病室のドアが開き、年配の男性医師が病室に入って来た。
「古森さん。お体は如何ですか?」
男性医師が望に呟いた。
「今は、寝ています。」
美琴が男性医師に答えた。
「そうですか・・少し見せて貰っても良いですか?」
男性医師が呟き、望に近づいて来た。
男性医師は、望の手を取り脈拍を測った。
「脈拍は正常ですね。」
男性医師が呟いた。
「それで、退院は出来るのですか?」
さとりが男性医師に尋ねた。
「そうですね、退院は1週間後以降になりますね。」
さとりの問いかけに男性医師が答えた。
「そんなに、掛かるうんですか?」
さとりが男性医師に。
「はい、精密検査や脈拍検査などの検査をして異常がないのか詳しくる必要がありますので、それ位は掛かります。」
さとりの問いかけに男性医師が答えた。
「そうですか・・」
さとりが呟いた。