第1章 平和な日々の終わり
「そう、魅湖も少し寝たら?」
美鈴が魅湖に。
「私は、大丈夫よ。」
美鈴の言葉に魅湖が答えた。
「本当に大丈夫だよ。」
魅湖が美鈴に。
「貴方は、母親である前に小牧の巫女なのよ。」
美鈴が魅湖に。
「それも、きちんと心得ています。」
魅湖が美鈴に。
「なら、良いんだけど本当に気を付けてね。」
美鈴が魅湖に。
「お姉ちゃん。」
魅湖が美鈴に。
「何暗い顔をしているんだ。」
雄哉が魅湖達に尋ねた。
「これは、小牧神社の話よ。」
魅湖が雄哉に。
「なんだよ、冷たいなあ。」
雄哉が呟いた。
「それより、お父さんは何時ごろ来るって?」
魅湖が雄哉に尋ねた。
「締切が迫っているから来れないって。」
雄哉が問い掛けに答えた。
「お母さんも、小説を書くって言ってたし。」
美鈴が呟いた。
「それで、何の小説を書くんだ?」
雄哉が美鈴に尋ねた。
「18禁だって。」
雄哉の問いかけに美鈴が答えた。
「お母さんにそんな時間あるの?」
魅湖が美鈴に。
「時間なら有るわよ。」
美琴が魅湖達に。
「わわ、お母さん。」
美鈴が美琴に。
「あ、お邪魔しています。」
雄哉が美琴に。
「いらっしゃい。」
美琴が雄哉に。
「雄哉さんは、美琴さんのメロメロなのです。」
一人の女性が呟きながら部屋に入って来た。
「さ、さとり・・」
雄哉がさとりを見て呟いた。
「お兄ちゃんの変態・・。」
今度は、妹のことりが呟き部屋の中に入って来た。
「いらっしゃい。」
美鈴がさとりとこいしに。
「あ、お邪魔しています。」
こいしが美鈴に。
ピルルルル・・ピルルルル・・・
美鈴の携帯が鳴った。
「ごめん、外すわね。」
美鈴は呟き、携帯を持って外に出た。
「はい、小牧です。」
小牧が呟いた。
「大滝だけど、少しいいか?」
携帯から大滝の声が聞こえて来た。