第1章 平和な日々の終わり
美鈴と大滝は撮影の事でうち合わせをおこなった。
「なるほど、私の出番はそれだけなのね。」
美鈴が呟いた。
「まあ、そういう事になるな。」
大滝は呟くや、そのまま寝転んでは美鈴をじっと見つめた。
「小牧・・」
大滝が美鈴の名を呼んだ。
「ん? 何?」
美鈴が呟いた。
「小牧って、胸けっこうあるんだな。」
大滝が呟いた。
「あ、当たり前じゃない。」
ムスっとした顔で美鈴が呟いた。
「なあ、その胸・・揉んでいいか?」
大滝が美鈴に尋ねた。
「どうしてよ。」
美鈴が大滝に尋ねた。
「決まっているだろ、小牧の胸を揉みたいから。」
美鈴の問いかけに大滝が答えた。
「・・・それ、遺言?」
美鈴は呟くや、刀を抜き大滝の首に刀を当てた。
「ま、まて・・小牧の事が好きだからだ。」
大滝が美鈴に呟いた。
「え?」
美鈴は呟き、一瞬頬を赤く染めた。
「小牧、俺はお前が好きだ。」
大滝は美鈴に告白をした。
「・・な、何を言ってるのよ!」
更に頬を赤く染め美鈴が叫んだ。
コンコンコン・・
ドアがノックされた。
「はい、開いていますよ。」
刀を鞘に納めながら呟いた。
「おはぎを持って来たわよ。」
美琴は呟きながら部屋に入って来た。
「お、お母さん・・」
俯きながら美鈴は呟いた。
「お、お邪魔致しております。」
大滝は呟き、美琴にぺこりと頭を下げた。
「どうぞ、ごゆっくりと。」
美琴は呟くや、部屋を後にした。
「良いタイミングで入って来たな。」
大滝が美鈴に呟いた。
「ええ、そうね・・。」
美鈴は呟いた。
「それで、その撮影した後はどうするの?」
美鈴が大滝に尋ねた。
「そうだな、今度の文化祭で上映する。」
美鈴の問いかけに大滝が答えた。
「そう、でも変なものは上映しないでよね。」
美鈴が大滝に呟いた。