第1章 平和な日々の終わり
「なんだ、小牧にナンパか?」
男子学生が大滝に向かって呟いた。
「ンなんじゃ、ねえよ。」
大滝が男子学生に反論した。
「じゃあ、今から小牧神社へ行くよ」
大滝が美鈴に。
「でも、私はまだ講義があるわよ。。」
美鈴が大滝に。
「そうか、なら小牧神社へ一人で行って来るよ。」
大滝は呟き、自分の席に戻って行った。
「でも、何の映画を作るんだろう。」
美鈴がポツリと呟いた。
「チャイムが鳴り、講義が始まった。
「教科は、安全教育学であった。
教授は、60代後半の男性であった。
「それでは、経済学の手引きの32ページを開いて。」
教授が支持を出した。
講義は黙々と行われ、声を出す学生は誰も居なかった。
講義は、80分である。
他の教授は1時間ちょうどで講義が終わるのだが、この教授は特別で80分きっちりと講義を行うのだ。」
80分後、ベルが鳴り講義は終了した。
「残り、90分・・気分的には長いのよね。」
美鈴は呟き、教室を後にした。
「なあ、小牧・ちょっといいか?」
大滝が美鈴に声を掛けて来た。
「あら、大滝君・・どうしたの?」
美鈴が大滝に。
「小牧神社へは、いつ行けばいいんだ?」」
大滝が美鈴に。
「来れる時なら、いつでも良いわよ。」
大滝の問いかけに美鈴が答えた。
「じゃ、今から行って来るわ。」
大滝は呟き、大学を後にした。
「そう・・頑張って。」
美鈴は呟き、大滝を見送った。
「さてと、次の教室へ行かなきゃ。」
美鈴は呟き、教室へと足を運んだ。
しばらくしてから、講義開始のベルが鳴った。
数分後、教授が教室に入って来た。
「よし、抗議を始めるぞ。」
男子教授が呟き、本日最後の講義が始まった。
「大滝君・・ちゃんと神社へ辿り着けるのかな?」
美鈴が呟いた。