第1章 平和な日々の終わり
美鈴は母の美琴に変わり、政務を行っていた。
美鈴は、来週行われるイベントの監修を行っていた。
「芸能界のコンサートを同時に行う。」
という項目に目を通していた。
このイベントでコンサートを開くのは渡部美玖であった。
「うーん・・これはお母さんい聞いた方が良いわね。」
美鈴は企画書を見ながら呟いた。
後は露店や踊りであったが、これは今まで通りだった。
「さてと、次は・・」
美鈴は呟き、自分が与えれらた政務をこなして行った。
リリリリーーーーン・・リリリリーーーン・・・
居間にある、電話が鳴った。
「はい、小牧です。」
美鈴が応対した。
「あ、美鈴ちゃん? 望だけど美琴は居るかな?」
受話器から望の声がした。
「お母さんなら、お父さんと・・」
美鈴が呟こうとしたが、受話器を取り上げられた。
「あ、もしもし・・」
母美琴の声がした。
「あ、望どうしたの?」
美琴が望に。
「あ、うん・・・魅湖ちゃんの事なんだけど・・・」
望が美琴に。
「魅湖がどうかしたの?」
美琴が望に。
「うん、どうやらオメデタらしいの。」
望が美琴に。
「そう、オメデタ・・・」
美琴が呟いた。
「これで、私もお祖母ちゃんなのね。」
美琴が呟いた。
「男の子なの?」
美鈴が呟いた。
「そう、そうだ・・・それで、どっちなの?」
美琴が望に尋ねた。
「ごめん、それはまだわからないわ。」
美琴の問いかけに望が呟いた。
「そう・・・」
美琴が呟いた。
「とにかく、無理をしない様に伝えといて。」
美琴が望に。
「うん、わかったわ・・」
望が呟いた。
こうして、望からの電話は切れた。
「魅湖は大丈夫なの?」
美鈴が美琴に尋ねた。
「ええ、安静にしていればね。」
美鈴の問いかけに美琴が答えた。
「さてと、次は美鈴の番ね。」
美琴が美鈴に呟いた。