第1章 平和な日々の終わり
「うん、小牧さんが最初にあったのは双子の姉なの。」
美玖が美琴に。
「双子だったんだ。」
美琴が呟いた。
「うん、昨日まで東京の方に居たけどね。」
美玖が美琴に。
「それじゃ、芸能界をまだ続けているの?」
美琴が美玖に。
「ううん・・芸能界は引退して今は家で仕事をしてるわ。」
美玖が美琴に。
「本当に引退したんだ。」
美琴がみかるに。
「うん、あの戦いが終わって3年後にね。」
美琴の問いかけにみかるが答えた。
「それじゃ、専業主婦?」
美琴がみかるに。
「今は、歌を作ったり歌詞を書いたり編曲をしているわ。」
美琴の問いかけにみかるが答えた。
「そうなんだ。」
美琴が呟いた。
「一つ聞いても良い?」
美琴が美玖に。
「聞きたい事って?」
美玖が美琴に。
「お姉さんはどうして、この神社を文化財なんかに。」
美琴が美玖に。
「なんでも、この県内に世界文化遺産はおろか県や国などが指定している重要文化財が一つもないからあった県会議員や市会議員が歴史が古い小牧神社を文化財にしようとね。」
美琴の問いかけに美玖が答えた。
「それで、そんなに必死になってたんだ。」
美琴が呟いた。
「なんだか、悪い事を舌みたいね。」
美琴が呟いた。
「お姉ちゃんも、それぐらいは慣れているわよ。」
美玖が呟いた。
「けど、文化財に指定されると複雑なんだよね。」
美琴が呟いた。
「どうしてなの?」
きょとんとした顔でみかるが呟いた。
「文化財に指定されると、国から補助金はでるんだけど神社を改築する場は文化庁の許可が必要になるんだよね。」
美琴が美玖に。
「それは、大変そう。」
美玖が呟いた。
美琴は、いまでも美玖に疑惑を抱いていた。
双子となれば、判別が難しく判別する方法がないのである。