第9章 Mission
やっぱり力が抜けていく。
「ん・・・サボやっぱ浸かるのダメだ。」
自分の体を支えられない。
「俺にとってはそういうのサービスとしか見えないんだが。」
何する気だ?
「我慢の限界が近いんだよ俺は。」
はぁぁぁ!!?
「い・・・や・めろ・・・」
その言葉が何を意味するかなんて分かる。
「ん~・・・ここでヤっていいか?」
「ダ・・・メに・・決まって・・・・る・・・」
絶対無理!!
「分かったよ。この前みたく気絶されても困るしな・・・。」
気絶・・・。
そういえばしたな。
「あ・れはのぼせただけだ。」
「じゃあいいの?」
「よくない。」
サボはエスメラルダを引き上げる。
「体洗ってこいよ。」
「そうする。」
って待てよ!
「こっち見んな。」
「え~。やだ。」
「ガキかてめぇ・・・。」
「あ!」
・・・。
さ、洗おっと。
「俺が洗ってやるよ!」
「何故だ・・・。」
「名前呼ばなかったから。」
・・・。
「結構だ!」
「でも、俺がやるよ。」
そういって両腕を後ろ手に掴まれた。
「ちょ・おい、何で・・・。」
「タオル取るぞ。」
「は!?ちょっと待て!ほほほホントに!!」
その言葉をサボが聞き入れる訳もなくタオルを剥ぎ取られた。
「・・・ッ」
赤く染まるエスメラルダ。
「手・・・離せ・・・。」
「ダーメ!」
手を離す気配はなくグイッとサボの方へ引っ張られた。
「うわっ!」
そのまま石鹸のついた手が首を洗い始めた。
「・・ん・・・」
その手はだんだんと下へ降りていく。
胸を揉みあげるように洗うその手はとても熱い。
「あ・・・んんぁ・・・」
手を掴まれたまま背中へサボの手が回る。
そのためサボの顔が耳のすぐ横に来た。
「感じてる?」
そう耳元で囁かれた。
「ん・・・」
やがてサボの手は秘部へと滑り込む。
「あ・・・んぁぁあ・・・」
腰の力が抜けていくようだった。
クチュ・・・
「もう濡れてる。」
そんなことまで言われれば理性なんて吹っ切れる。
カラダの隅々まで洗われて全ての泡を流された。
「先に出てろ。俺も洗ってくから。」
エスメラルダは頷きフラフラと外へ出た。