第9章 Mission
「いつまで食べてる。」
「まだ食うぞ!」
かれこれ16杯ものラーメンやら丼を食べている。
「ちょっとサボ君!食料無くなるでしょ!!」
コアラがやってきた。
「うげっ、コアラ!!」
サボはコアラに殴られた。
「ってぇな・・・。」
「もう!」
「私は知らないからな・・・。」
エスメラルダは部屋へ戻った。
「ふぅ。本当にすることないって暇だな。」
サボ面白かったし。
「サボの奴今頃コアラにこっ酷く怒られてんだろうな。」
いくら何でもあれは食べ過ぎだ。
サボ、夕飯抜きにされたり・・・
「って!何であいつのことばっかり・・・。」
自分までエスカレートしてきたのか?
まさかな・・・。
そんな何にも無しで自分が欲情するはずがないだろ?
「っつ・・・。」
抑えられないのは自分も同じってことか?
いや、抑えないと。
「入るぞー!」
今来るか?
「ん?何してんだ?」
エスメラルダは顔を隠すように後ろを向いた。
「べべべべ別に?」
「何隠してる?」
「隠してないし。」
「ふ~ん。」
サボの声が近づいたと思ったら振り向かされた。
「っつ!」
「顔真っ赤だぞ。」
「なんでもないし。」
やばい・・・。
「何で赤いんだよ。」
「熱でもあるんじゃないか?」
「ないだろ。」
「・・・。」
サボに触れられ、さらに体が熱くなる。
「お前・・・欲情中か?」
「ちちちちち違う!」
「図星か?」
「違うって言って・・・んんん・・・」
サボが口付けてきた。
舌が侵入するが素直に受け入れる。
それに興奮してかさらに激しくなった。
「・・・んく・・・くる・・・・し・・い・・・」
サボはようやく離してくれた。
「言えばヤってやるよ。」
「言うか!!シたくねぇし。」
「嘘だな。」
そう言って腰を撫でてくる。
「・・・ッ。」
「言えよ。」
「っわない!」
欲情なんかしてないし。
自分から求めるなんて絶対嫌だ。
「じゃあいい。」
そう言ってベットに横になるサボ。
「・・・。」
いいし別に。
何も求めてないし。
でも。
「っやっぱ!」
「ん?言う気になったか?」
エスメラルダはベットに寄り
「あ、だから・・・。」
「しかたねェな。ヤりたいのか?」
そう・・・だな。
「う・・・ん・・。」