第9章 Mission
「床で寝る。」
「何言ってんだ?」
「アブナイ・・・。」
サボはエスメラルダの体を持ち上げてベットに乗せた。
「いいから。」
「・・・はぁ。お前はいっつもそうだな・・・。」
「また。」
「え?あ・・・。」
サボはまた首筋にシルシを付けた。
「もう・・・やめろ・・・。」
「お前が直したらね。」
・・・。
「それより、本当に仕事はないのか?」
「ねぇ。」
「暇だな・・・。」
「ヤ・・・」
ゴツン
「うるさい、そればっか。」
「いってっ!いいだろ?本心だ!!」
「このっド変態野郎!!」
ベチン
「手を先に出すなって・・・。」
「お前が・・・サボが悪い!!」
危な・・・。
「言いそうになっただろ。」
「訂正した。」
「ふ~ん。」
革命軍には仕事もないのかよ・・・。
「ん~することないか?」
「だからねェってば。」
「じゃあ一体なにしてるんだ?」
「読書。」
「じゃあそうする。」
2人は読書を始めた。
しばらくするとサボがこっちをずっと見ていたことに気付いた。
「何だよ。」
「抑えられねェかもな・・・。」
「な・おい、やめろよ!」
「わーりぃ。今日の夜辺り危険だわ。」
「・・・。」
最悪なパターンが起こるってことか・・・。
今日は部屋戻るのやめよっかな。
「でも、風呂は一緒に入るぞ!」
「はぁ?そんなことするから抑えられなくなるんだよ!」
「抑える必要ないだろ?」
「あるわ!ドアホ!!」
こっちの身になってみろ!
「約束な。」
「嫌だ。」
「襲うぞ。」
「・・・。」
その脅しは怖い。
「それはズルい。」
「一石二鳥♪」
「はぁ・・・分かったよ。」
「何ヤ・・・」
「風呂だ!」
変な風に捉えるな!
サボは本を置くとエスメラルダに口づけた。
「ん・・・。」
「いきなり何だ。」
「したくなっただけ。」
そして部屋を出ようとした。
「どこに行くんだ?」
「食堂。」
「食ったばっかだろ?」
「でも腹減ったから。」
こいつの腹にはどんだけ入るんだ!??
「私も行く。」
「なに?俺と一緒にいたいの?」
「違う。暇だから食堂にいようと思っただけだ。」
一緒にいたいとは思わないぞ!
「じゃ、来いよ!」
「行く。」