第9章 Mission
「ふふふっ、かーわいー。」
「・・・。」
「と、まぁこんな感じだ。」
何させてる!
「・・・っももういい!寝る!!」
ここにいたら絶対何かされる。
「逃げた・・・。」
「違う!朝早いしシャワー浴びて寝たいんだ!」
「シャワーか・・・俺も一緒に入・・・」
「らない!」
来たらぶん殴ってやる。
エスメラルダは着替えを取りに行き風呂場へ・・・
「何故いる・・・。」
サボが腕を組んで待っていた。
「後でいい。」
そう言って出て行こうとすると腕をガッシリ掴まれて戻されてしまった。
「やだ・・・。」
一緒に入るなんて無理。
「やだじゃねぇ。風呂場ではヤんねぇって約束するからさ。」
そういう問題じゃないし・・・。
「ほら、遠慮すんな脱げ!」
「嫌だ!」
無理無理!
「俺が脱がせってことか?」
「違うわ!」
「じゃあ脱げよ。」
もうやだ・・・。
「じゃあ、ちょと外に出ててくれないか?」
「しょうがねぇな。」
先に入ればタオル巻いて完全防備になれる・・・?
エスメラルダは脱いでタオルをきつく巻いた。
そして風呂場に入り
「サボ、いいぞ!」
と言った。
「おう!」
サボが衣服を脱ぐ音が聞こえたと思ったらすぐに入ってきた。
良かった・・・タオル巻いてる。
「・・・。」
「なんで浸かんねぇんだ?」
湯船に浸からないエスメラルダを見て言うサボ。
「だって、一応能力者だし・・・。」
浸かったら溺れるし・・・。
「俺が一緒ならいいだろ?入ろうぜ。」
半ば無理矢理湯船に入らされた。
「・・・やっぱ無理・・・。」
力が抜ける・・・。
「俺が支えてるから。」
そう言って隣で肩を回してエスメラルダを支えているサボ。
「・・・ん・・」
「のぼせたか?」
「ち・・がう・・・。」
力が出ないだけだ。
「・・・っやばいな。」
サボ、何がやばいんだ?
「我慢できないかもな・・・。」
「・・・ダメだ。・・・力が出ない・・・。」
ヤらねぇって言ったし!
「わりぃ。」
そう言ってタオルを解いてしまった。
「・・・やめ・・ろぉ・・・・・」
露になるカラダ。
「ちょっとだけ。」
「やだ。」
「とまんねぇ。」