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光と闇に潜む龍【サボ】

第9章 Mission


「いよいよ明日ね。」

「コアラ、何時出発だ?」

「朝4時よ。」

ふぇ!

マジかよ・・・。

「お前朝弱いもんな。」

「・・・。」

「船にも部屋あるから寝ていいよ?」

ありがたいな。

「あ、でも部屋足りてたっけ?」

「あ・・・そうだな。」

そうなのか。

「私の部屋いろいろ散漫してて狭いからサボ君と使えば?」

何ィ!!

「そうだな。抵抗ないだろ?」

「あるわ!いい!廊下で寝るから。」

「風邪引くよ?」

だからって同じ部屋は危険な香りしかしない!!

ひそっ・・・

「もしかして期待した?」

「な・してない!!」

「安心しろ。お前が誘ったりするような行動しねぇ限りヤらねぇからよ。」

誘う行動だと!!

「んなことするかぁ!」

ドスッ

「ゲホッ・・・いってぇ。」

コアラはニヤニヤして見ているし。

「本当に仲いいんだから。」

仲いいって・・・。

「それより腰もういいのぉ?」

爆弾投下・・・

「い、言うなぁぁ!!」

腰のこと聞くな・・・。

「何で?メラルちゃんから誘ったってサボ君言ってたよ?」

ブゥゥゥ

コーヒーを吹き出した。

「なななな・・・。」

顔が染まっていく。

「図星?」

「こいつが『シて』とか言って・・・・フガッ・・・」

「黙れェェ!」

「・・・可愛いね。」

可愛いとか言うなって。

「それからまたヤッた?」

「こいつがやだやだ言って全然シてねぇよ。」

そういうデリカシーのないこと何故2人は話せる・・・?

「コアラか?こいつに媚薬与えたの。」

「サボ君が欲しいっていうから・・・。」

「だってそうでもしなきゃお前ぜってー嫌がるだろ!」

「ったり前だ!」

でももう使わないって言ったよな・・・。

「でもこいつ自分から使わなくてもできるって言ってた・・・」

ゴツン・・・

「言うな。」

「イチャイチャしすぎ・・・ふふっ」

イチャイチャ?

これが?

「それにこいつ自分からキスしてくるようになったもんな。」

「え!ホント?」

人の恥態を晒すな。

「今してみて!」

はぁぁぁ!?

「コアラおかしいだろ!」

「いいじゃん。してよぉ。」

「俺はいいぞ。」

お前の問題じゃねぇ!

「しねぇとまたアレ付けるぞ?」

「う・・・んん・・・・・。」

何故コアラに見せる・・・。
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