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光と闇に潜む龍【サボ】

第9章 Mission


コアラが任務が入ったと言ってから急に忙しくなった。

遠征でエスメラルダも行くことになったからだ。

「何で急に忙しくなるんだよ!」

「そう言っただろ前。」

言ったけどこんなに急だとは想像もしていなかった。

「あんなに暇だったのが嘘みたいだ!」

「しかたねぇって、ほらこっちも片付けておけ。」

サボが一番忙しい。

私はそれを手伝っているのだ。

「おい、こっちは終わったぞ。」

「俺の方もあと少しだ。ご苦労さん。」

「疲れた・・・。」

部屋で一眠りして来よう。

「待て。」

「ん?」

「・・・いや、何でもない。」

??

一体何だ?

「私は部屋で寝てくる。用があったら起こしてくれ。」

「おう!」

エスメラルダは部屋に戻る。

あれから2日腰の痛みで動けなかった。

「っつ。」

今思い出すと恥ずかしい。

あぁ。

そいえばあれから2週間経つのか。

「・・・サボ、言いたかったことって・・・。」

まぁ、大体分かる。

「悪いが任務が終わるまで無理だな。」

そう呟いて眠りに落ちた。


「ん終わったぁ~。」

サボはちょうど仕事を終えた。

「さてと、起こしに行くか。」

サボはエスメラルダの部屋へ向かう。

「スー、スー・・・」

「熟睡中だな・・・悪いが起きてくれ。」

そっと唇を奪う。

「んん・・・んぁ・・・サボ?」

「起きたか。夕飯食うぞ。」

「もうそんな時間か・・・。」

時計を見ると3時間寝ていたことが分かった。

「そんなに寝てたら夜寝れねぇぞ。」

「いや、私はいつだってその気になれば寝れる。」

眠くなるのはいつものこと。

「お前睡眠時間長くね?」

「そうか?寝れなかったら読書でもしてるからいいさ。」

「・・・寝れなかったらヤ・・・」

「任務前は嫌だ!!」

任務前はって後はいいって言ってるみたいだな・・・。

「じゃあ終わったらね。」

ほら見ろ。

「は?そんなこと言った覚えはないぞ。」

「約束な!」

「・・・。」

「襲うぞ、今すぐ。」

「分かったから・・・。」

サボの手を引き部屋を出る。

「お腹空いた。早く行くぞ!」

「俺も腹減った。」

夕日が沈みそうだった。

2人は走って食堂へと向かった。
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