第8章 Love
何しに来たんだあいつ・・・。
っていうか何飲ました?
口ん中に水が入ってきた。
口を手で拭う。
ドクン・・・
「??」
・・・。
「・・・最悪だ。」
あの野郎また媚薬なんか飲ませやがって!
媚薬を飲まされていることを知っているが怒りが・・・。
前どうなったか知ってしまった以上あいつに怒りに行こう!
効果が出る前に・・・。
バァン
「サァボォ!!てめぇいい加減にしろォ!!」
何ニヤついてる。
「何だ?もう効いてるのか?」
「効いてねぇよ!」
ドクン
ヤバイ・・・。
ドクン
「っく・・・。もう二度とすんなぁ・・・。」
ガタン
「ハァハァハァ・・・ッッッ・・・・・。」
「効いてきたな。」
で・出よう・・・。
バタン・・・。
カチ
「行かせねぇよ。」
「う・うぅぅぅ・・・ハァ・・やめろ。」
「お前が言わないとヤらないって言ったし。自分から言えばヤッてやるよ。」
この最低卑猥野郎・・・。
だったら言わなきゃいい話だ。
「・・・。」
「言っとくけど結構飲ませたから我慢するの無理だからな。」
・・・はぁ!?
「・・・っつ、最低だ・・・。」
くっそお、効果が・・・
欲情って言うのか?
とにかく理性がおかしくなってく・・・。
「言えよ。どうしてほしい?」
「・・・っ・消えてほし・・い。」
「素直になれよな。」
そう言って腰に触れてくる。
「!!」
今なら何をされても感じてしまう。
言えない。
「・・・はな・・・れろ・・・。」
マズイって!
「どうしてほしい?」
言えるか!
「だから・・・シて・・・。」
え・・・。
今私なんて言った???
「言えるじゃねぇか。」
・・・。
「・・・いいいいいいやちが・・・・・う・・・。」
「言ったろ?シたいって。」
理性が・・・限界・・・もうこのまま・・・。
「ん。」
自分からキスする。
「限界ってことだよな。」
ドサッ
「・・・っつ・・・早く・・・しろ・・・」
「そんなにシたかったのか?」
ニヤリ
「いいさ、願い叶えてやるよ。」
そう言って唇を重ねてくる。
「ん・・・んんうぅ・・・」
サボの舌が歯列、上顎を舐めてくる。
そして舌を捕らえられる。
「んうんんん・・・。」
その感覚に捕らわれてしまった。