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光と闇に潜む龍【サボ】

第7章 Enlistment


「あれ?サボ君どうしてここに?」

本当に何故きた!!?

コアラはエスメラルダの顔を見て気付いたらしく・・・。

「あ、やっぱりそうだったんだね。」

そう言って手の絆創膏を剥がした。

「証拠ね。」

エスメラルダは顔を覆う。

「じゃ、私はサボ君と交代するね。」

「い・あ・あぁぁ待てコアラ私を見捨てるなぁぁ!!」

「俺じゃ嫌かよ・・・。」

「嫌だよ!!」

エスメラルダは腰痛を無視して部屋から逃げようとする。

が・・・サボに捕らえられる。

「逃げるなよ・・・。」

サボにベットへ戻される。

顔を上げられない。

覚えていないとはいえヤッたのは確かだ。

「・・・。」

多分顔・・・結構赤いはずだ。

「こっち見ろよ。」

「嫌だ。」

それでもやはりサボのことだ。

サボはエスメラルダの顔を無理矢理上げた。

それでも目は合わせない。

「昨日の夜のこと、本気で覚えていないのか?」

覚えていたら私は今頃もっとパニックになってるよ!

「知らない。」

「お前は俺とヤッ・・・」

「知ってる。理解した。出てけ。」

おかしくなりそうだ。

少し言語がおかしくなる。

「用、ない、来るな。(用がないなら来るな。)」

サボはニヤニヤしてるし・・・。

「そんなに嫌そうじゃなかったぞ。」

私の恥態を晒すな!!

「今は嫌だ。」

思い出したくないしな・・・。

待てよ・・・?

元はといえば・・・。

「お前がそうさせたんだろ!!?媚薬なんか使いやがって!」

「だってそうでもしないとお前は拒否るだろ!」

当たり前だ!!

だれが進んでお前とヤるか!!

「サボだって言ってるだろ。」

・・・。

「おいおいおい・・・待てっ!やめろ!!」

サボが近づいてくる。

「名前呼ばなかった罰と今日分のキス。」

              ・
              ・
              ・
              ・
「出てけこのド変態!!」

バシッ

ドスッ

バーン

サボが廊下に吹っ飛んできた。

「あいつ腰痛いとか言ってたよな・・・しかも怪我してるし・・・。」

あいつ平気なのか・・・?



「こ・腰が死にそうだ・・・。」
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