第4章 Revolutionary army
エスメラルダはキスされると思い顔を赤らめ逸らす。
だがサボはそれを見てニヤついている。
「期待したのか?」
・・・もうついて行けないよ、この男には・・・。
「んな訳ないだろ!はーなーせ!!」
無理やり逃げようとするがサボは余計強く抱きしめる。
蜘蛛の巣かよ!!
「私は朝食が食べたいんだ!!」
「いいさ、喰えよほら・・・」
今度こそ本当に唇を奪われる。
だが何度もされていれば抵抗できる。
口を固く結び舌の侵入を防ぐ。
サボは一旦唇を離す。
「抵抗しやがって・・・」
するといきなりサボの手が服の中に入ってきた。
突然の出来事に思わず口を開き
「わわわぁぁぁ!!い・やめ・・・」
サボに再び口付けられる。
抵抗虚しく舌は入ってきた。
それでも小さな抵抗は続ける。
声を我慢する。
「・・・ッく・・・」
サボはそれに気づきより激しく口内を荒らす。
「ん・・・クフゥ・・・んんん!!」
「・・・ふ・・・」
サボはまだ離さない。
「・・・んん・・いい・・か・げん・・・に・・・」
エスメラルダは隙間から声を漏らす。
「やめねぇよ・・・」
!!
サボの後ろに救世主が!!
コアラ参上!
コアラは咳払いしてサボの肩を掴む。
サボは驚いてエスメラルダを離す。
そしてコアラとエスメラルダはサボに一発お見舞いする。
バシッ
ゴツン
サボは罰を受けるのであった。
「大丈夫?」
心は大丈夫ではない。
「それより朝食を食べたい。」
さっきからお腹が空いて堪らない。
「早く行こ!」
コアラに手を引かれ食堂へ向かう。
何故だ・・・
何故私よりも早く飯を食ってるサボ!!
「・・・。」
エスメラルダは黙って席に着く。
サボから一番離れた席に。
するとコックが
「悪いな。サボが食ってるので具が最後だ。トーストでよければすぐ作るが・・・。」
サボの奴・・・
「何でもいい。とにかく食べたい・・・。」