第4章 Revolutionary army
うぅぅ・・・寒いし重いし・・・。
重い・・・?
ガバッ!
「ぎゃぁぁぁぁ!!何でいるんだサボォ!!!」
サボはエスメラルダの上に乗り顔を近づける。
「おい!少し静かにしろよ、コアラが来たら・・・」
「メラルちゃーん!?どしたの・・・サボ君・・・あんたって奴はァ!!」
コアラが駆けつけサボの襟首を掴んで引き摺り下ろす。
「あ、メラルちゃんおはよ♪」
サボを掴みながら笑顔で言うコアラ。
笑顔が怖いぞ・・・。
「あ、あぁ。おはよう。」
エスメラルダはベットから降りる。
「サボ君!いい加減にしなさいよ!じゃないと昨日のことメラルちゃんに言っちゃうからね!!」
???
昨日のことってなんだ?
「コアラ!それはやめろぉぉ!!!」
サボが身をひねりコアラの口を塞ぐ。
「フガ!!はあせ(離せ)!」
コアラはサボから離れる。
「どうでもいいがサボ。私は一応女だ、いや女である。それを知ってるかどうかも分からないが勝手に部屋に入るな。」
エスメラルダはしわになったベットを直す。
「そうよ!サボ君の変態!!女の部屋に勝手に入るなんてサイテー!」
コアラまで言う。
「あと6日でそれがどう変わるかな?」
サボはニヤついて言う。
「お前が負けたらお前は俺の言いなりだもんな!」
はぁ?
「そんな約束した覚えがないぞ。」
こいつ本気で殴ってやろうか・・・?
「コアラ朝食は何だ?」
「えっとね、今日はサンドイッチだったよ。」
コアラは思い出すように言う。
「そうか。では食べに行こう。」
「俺も食べてないから一緒に行く。」
結局サボがついて来てしまった。
この男といるときは警戒心を怠ってはならない。
危険人物なのだ。
常に一定の距離を保つ。
「おい、警戒心丸見えだぞ。」
サボに言われ少しは和らげる。
「お前といるときだけだ。いつどこで何をされるかもわからないからな・・・。」
「だー腹減った!お前・・・喰ってもいいか?」
なんだこいつ・・・。
「馬鹿言うな。ほら行くぞ!」
サボに近寄り手を引くエスメラルダ。
だがサボは動かない。
それどころか手を逆に掴まれる。
(やばいやばい・・・)
そしてあっという間にサボの胸に収まった。
「・・・最悪・・・。」
サボはニヤッと笑い、顔を近づける。
そして・・・。