第4章 Revolutionary army
エスメラルダはパニクってサボのいる出口へ飛び出す。
だがサボに腕を掴まれ戻されてしまう。
「わ・悪かったって!コアラがそこの部屋のこと何にも言わないからてっきり物置にでもなってるかと思ったんだ!!」
「おい、俺は何も言っていないぞ。」
サボはエスメラルダを壁に追いやり顔の横と腰の横に手を置き逃がさない。
いわゆる壁ドン状態だった。
「お前襲ってくれって言ってんのか?」
耳元で言う。
「な・違う!!悪気はなかったと言っただろ!!」
思いっきり否定する。
「・・・。」
「何だよ。いい加減に離せよ、それからこういうことはしないでくれ。」
「こういうことって?」
「勝手に一線を越えるなということだ!」
エスメラルダは逃げようとして前のように全身の力を抜く。
だがバランスを崩し床に仰向けに倒れてしまう。
すかさずサボが膝をつきエスメラルダの上に乗る。
エスメラルダは手で押し退けようとするが肩を押さえ込まれてしまった。
「俺の勝ちだな。」
黒い笑みを浮かべる。
「選んでいいぞ。ヤるかキスで終わるか。お前が言えよ。」
エスメラルダは血の気が引いた。
「・・・。」
「答えないと襲うぞ。」
サボの手が肩から離れゆっくりと体の前に行く。
「っ!いい!分かった言うから待て!!」
サボはエスメラルダの目を見つめる。
エスメラルダは視線をそらす。
「おい、どこ見てる。俺を見て言え。」
サボに言われ目を合わせる。
「・・・・・キ・キスでいい・・・・。」
サボは答えを聞くとすぐに唇を合わせる。
「ん・・・」
サボの声が漏れる。
「んんぅ・・ふ・ふぁぁ・・んんんん・・・」
自分の物とは思えない甘い声が出てしまう。
サボはエスメラルダの舌を絡めとる。
「んぁ!!うぅぅんんん・・・」
いきなりのことに驚いてしまう。
それと同時に体も熱くなる。
(まだ・・・終わらないのか!?)
長い・・・
頭がボーっとしてきた頃にようやくサボが離れた。
「はぁはぁ・・」
サボはエスメラルダを解放する。
だがエスメラルダは動く気力すらない。
「も・・もう嫌だ・・・。」
サボは彼女の声を無視しベットに寝かせた。
「俺の部屋は隣だ。したくなったら来いよ。」
「馬鹿!!」
サボは満足して出て行くのでした。
「なんて奴・・・。」