• テキストサイズ

がっこうぐらし!パロ【暗殺教室】

第2章 2


「二人とも、見て! この風船20倍に膨らむんだって。持って帰ろ」

「何に使うの?」

目を輝かせて自分の鞄に風船を詰め込む渚の後ろで、本日2度目の突っ込みを茅野が入れた。

「2人とも証拠の品取ったね? じゃあ次は図書室行くよ」

カルマが先導を切ると、2人はハーイと返事をして着いて来る。
購買部にある食料と飲料水は、今詰め込んだもので全部だった。もう購買部には頼れない。食堂の備蓄も底をついた。餓死してしまう前に早く救助に来てほしいものだ。
そもそも自分達以外に生きてる奴なんているのか?
この絶望ともいえる最中で、救助なんか来るのだろうか。
悶々と考え込んでいたら、図書室に着いてしまった。

「暇つぶし用に何冊か持って行こっかな。渚、何かオススメある?」

「んーと。あ、これ面白かったよ」

茅野と渚が本を選んでいる間、カルマは出入り口に立って見張っている。校内にいるゾンビはあらかた片付けたが、まだ残っているかもしれない。
外から入って来られないように、正面玄関のドアには板を打ち付けてある。
しかしあんなので大丈夫だろうか。シャベルを握る右手に無意識に力がこもった。

「ね、カルマくん。渚がこれ面白いんだって。読んでみる?」

「うん、そうだね」

茅野が持ってきた本はタイトルからしてミステリーだ。確か映画にもなったはずだ。
2人とも本を選び終えたようなので、図書室を出ようとした時のことだった。
複数の地を這うような唸り声と共に、窓を割って侵入してくる大きな音がしたのだ。
3人は顔を見合わせた。
全員、血の気が引いて顔面蒼白。
加えて状況は悪化。


本当の肝試しが始まろうとしていた。
/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp