• テキストサイズ

私の隣は君

第8章 *7話*



「希夜ちゃんが好きなの。好きになっちゃったの。だからね、諦めなくちゃいけない」

そのことの意味わかる?
そう問うように、私は希夜ちゃんの目を見た。

「な、んで...」

「私に感情あるとね、みんな気持ち悪いんだって。」

そう言うと、希夜ちゃんは目からボロボロと涙を流した。
何が言うわけでもなく、ただ泣いていた。

「...そんなに泣かないでよ。」

間違っちゃいない。
私は知ってる。

みんな私に、感情なんて求めちゃいないこと。

「違うよ!!!!」

希夜ちゃんは叫んだ。
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp