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私の隣は君

第8章 *7話*



「違う、ぜんぜん違うよ!!!」

「違うことないよ」

「ち、がうっ...」

希夜ちゃんは必死に"違う"ことを伝えてくる。
それに答えきれない私は否定する。

違うことないよ。
だって教えてくれたんだもん。

そうすれば誰も不快になんかならないんだから。

「じゃあ」

希夜ちゃんが涙を拭い、私を見た。

「ツラかったらどうするの。苦しかったら誰を頼るの。嬉しかったらどう分かち合うの。ドキドキしたら誰に伝えるの。ワクワクをどう見せるの」

早口でペラペラ喋る。
無意識に口が開く。
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