• テキストサイズ

【ハイキュー】短編中編つめあわせ

第12章 裏路地のうさぎ(福永 招平)


「福永、もっとしゃべれよー。」

部活が終わってみんなで学校を出るとき、山本が俺の背中をどついてきた。

「うん。」

俺はそう返事をしたけど、なんだよーと不満そうだ。

そんな彼は、
まあいつものことだけど、
と言いながらなぜか俺にガムをくれて、犬岡の方へ走って行った。


別に山本のことが嫌いなわけじゃない。

むしろ良い奴だと思う。

ただ単に俺がおしゃべりじゃないっていうだけの話だ。

バレー部のみんなも、そんな俺のことをからかったり責めたりしない。

ありがたいことだ。

/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp