第14章 大規模侵攻の準備
鬼怒田「なんだこいつは……!?」
レプリカ『私はユーマの父ユーゴに造られた多目的型トリオン兵だ』
三輪「トリオン兵だと……!?」
城戸「空閑有吾……!」
レプリカ『私の中にはユーゴとユーマが旅した近界の国々の記録がある。
おそらくそちらの望む情報も提供できるだろう』
鬼怒田「おお………!」
鬼怒田さんが感心するのも束の間……
レプリカ『…………だが、その前に……
ボーダーには近界民に対して無差別に敵意を持つものもいると聞く。
私自身まだボーダー本部を信用していない。
ボーダーの最高責任者殿には私の持つ情報と引き換えに、ユーマの身の安全を保証すると約束して頂こう』
夏海(なるほど、遊真のサイドエフェクトを使って、城戸司令を試す気か……)
城戸「………よかろう。ボーダーの隊務規定に従う限りは、隊員空閑遊真の安全と権利を保証しよう」
この城戸司令の言葉に
驚く者
ニタリと笑う者
微笑む者
と色々別れたが遊真は反応しなかった
つまり、嘘はついていないと言うことだ
レプリカ『確かに承った。
それでは、近界民について教えよう』