第14章 大規模侵攻の準備
三輪先輩が途中で入ってきた
風間さんは体調不良で欠席するといっていたが、「大丈夫です」と言って席に着いた
その後、鬼怒田開発室長と宇佐美先輩も加わって会議は続いた
大規模侵攻のときの『トリオン兵への対応』はどうするか、と言う話になったときは鬼怒田さんが冬島と検討しているから問題ない、と言うことだった
話は私に振られた
私が今日会議に呼ばれたのは、大規模侵攻の時にサイドエフェクトを使って戦況を判断し、本部に報告、直接隊員への指示をするためらしかった
忍田「だが、勿論嫌ならやらなくても構わない。
サイドエフェクトといっても、魔法ではないからな。
リスクがあることもある」
私はそういうことかと納得しながら
夏海「いえ、リスクと言うほどでもないので構いません」
忍田「そうか。では、朝霧くんは主にサイドエフェクトでの戦況報告だが、指示に影響を与えない限り、自分で動いてもらってもいい。
そこは君の判断に任せる」
夏海「わかりました」
私は大規模侵攻が来るまですぐに対応できるように、学校は休むことになった
次はどこが攻めてくるかと言う議題に移った
しかし、誰にもそんなことはわからなかった
そんなとき
忍田「………?どうした?風間」
風間「失礼………。C級のブースで……玉狛の空閑が緑川を圧倒しているようです」
林藤「あらら」
夏海「……!そうだ。遊真に聞いてみてはいかがでしょうか?」
一同「「「!!!」」」
夏海「遊真なら向こうの世界にいましたし、何か知っているかもしれません」
三輪「ふざけるな!近界民の力なんて………「わかった…」
三輪「!?城戸司令!?」
城戸「迅、朝霧。空閑遊真と三雲修を呼んでこい」
迅「了解」
夏海「はい」
私は迅さんと一緒に遊真たちがいるC級のブースへ向かった