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ワールドトリガー~大切なもの~

第13章 正式入隊日


会議室には忍田本部長、ボス、城戸司令がいた

忍田「君が朝霧くんか」

夏海「はい。朝霧夏海です」

忍田「噂は聞いているよ。これからもよろしく頼む」

夏海「はい」

忍田本部長と挨拶していると、城戸司令がこちらを見ていたので、一応礼をした

林藤「悪いな夏海」

夏海「いえ、大丈夫です。風間さんと偶然あったので」

私がそういうとボスは風間さんにお礼をいっていた


すると城戸司令がモニターをみながら

城戸「あれが空閑の息子か」

そのモニターには遊真がうつっていた

林藤「そう。空閑遊真。なかなかの腕だろ?」

城戸「……風間。お前の目からみてやつはどうだ?」

風間「まだC級なので確実なことはいえませんが、明らかに戦いなれた動きです。

戦闘用トリガーを使えばおそらくマスターレベル……
8000点以上の実力はあるでしょう」

風間さんのその言葉に忍田本部長は驚いた声をあげた
そのあと、初めから3000点くらいにして早めにB級にあげるべきだったと言った

林藤「そうしたかったけど、城戸さんに文句言われそうだったからなー」

夏海「まぁでも、ボーダーのトリガーに慣れておく必要もありますし、結果オーライなんじゃないですか?」

城戸「……やつはなぜ黒トリガーを使わない?
昇格したければS級になるのが一番早いだろう」

林藤「またまたー。あいつが黒トリガー使ったら、難癖つけて取り上げる気満々の癖に
『入隊は許可したが、黒トリガーの使用は許可していない』
とかいって」

城戸「……。…………先日、訓練場の壁に穴を開けたのも玉狛の新人だそうだな『雨取千佳』」

林藤「あの子はちょっとトリオンが、強すぎてね。いずれ必ず戦力になるから、大目に見てやってよ」

城戸「黒トリガーの近界民にトリオン怪獣……。そいつらをくませてどうするつもりだ?」

林藤「別にどうもしないよ。城戸さんって俺や迅のこと常に何か企んでると思ってないか?

チーム組むのも、A級目指すのも本人たちが自分で決めたことだ」

私はその言葉を聞いて少し驚いた

さらわれた千佳のお兄さんと友達のことは迅さんから聞いていたが二人を連れ戻すために修と遊真も協力しているらしい

私はてっきりたまたま仲が良かった3人を組ませたものだと思っていた



























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