第3章 個人ランク戦
学校についたとき、クラスの男子に話しかけられた
男子A「なぁなぁ!朝霧ってボーダーだったんだな」
その声にクラスの皆が集まってくる
私は土曜日にC級からB級にあがったばかりだった
そんなことより、どんどん人が集まってくる
私は人に囲まれるのが苦手、というか嫌いだ
夏海「うん」
クラスメイト『…………』
私のあっけない応答に皆は戸惑いを隠せない
話しかけてきた男子も私から離れていく
でも、それでも気になる人たちが次々に質問してくる
女子A「ねぇねぇ。ボーダーにスカウトされたの?」
男子B「お前、運動神経いいもんな」
そんな彼らに構わず
夏海「ごめん、本読みたいんだけど」
その言葉に皆が固まる
一部始終をみていた五月が皆を説得して、やっと皆が私から離れていった
夏海(だから嫌なんだ。都合のいいときに馴れ馴れしくしてくる)