第10章 黒トリガー争奪戦
2人の光が本部に戻ったのを見届けた私たちは、トリガーを解除した
迅「ふーっ、終わった」
夏海「…………」
私はなにもできなかった
迅さんの足手まといになっただけ…
迅「どうした?」
夏海「私は…迅さんの足手まといに…なっただけ……じゃないですか?」
迅「そんなことないよ。スナイパーを片付けてくれたのは本当に助かった」
夏海「それは、迅さんの指示があったからです…」
迅「……ったく。夏海…もっと自分に自信を持て。お前は強いよ。太刀川さんや風間さんも認めてる」
夏海「でも……」
迅「でも、じゃない」
迅さんはそう言うと私の頭をクシャっと撫でた
なぜかとても安心した
迅「ほら、いくぞ」
夏海「…はいっ」
本部に入ったあと、迅さんは会議室に入っていった